本当にその収入で大丈夫?女性が一生独身なら貯金はいくら必要?(前編)
先日、某雑誌の記事で「生涯年収すごろく」シリーズというものを目にしました。
結婚して専業主婦なら…
共働きなら…
独身なら…
それぞれ、生涯年収・生活レベル・必要な貯金がどう異なるのか
シュミレーションした記事です。
面白そうだなと思い、読んでみたのですが、ちょっと色々と気になることがありました。
特に今増えている
という女性の収入と貯金は、実際に正社員・派遣社員・風俗嬢の3つを経験した私に言わせると
現実的ではない!
そこで
女性が一生独身なら、貯金はいくら必要なのか
その貯金をするには、どれくらいの収入を稼ぐ必要があるのか
検証してみたいと思います。
前編では
その某女性雑誌の記事に感じた違和感
女性が一生独身でいるなら必要な備え
について解説します。
公的機関や企業の試算って甘くない?
「老後は2000万円貯金が必要」と財務省が発表した時にも思ったのですが、公的機関や企業のこの手の試算って甘い気がするんですよね。
物価が上がる。
会社が倒産したり、病気などで働けなくなる。
不慮の事故や天災に見舞われる。
その他諸々、考慮されてないですしね。
まずはその雑誌で紹介されていた一生独身女性についてのシュミレーションを、皆さんにご紹介したいと思います。
皆さん、どう感じますか?
一生独身女性の人生シュミレーション
【プロフィール】
職業:一般事務
年収:400万円←イマドキ、一般事務で年収400万円ってなかなかない。300万円くらいだと思う。
独身でいたい理由:
①ハズレ男と結婚するより、独身が幸せ。
②仕事が好き。結婚・出産でキャリアを邪魔されたくない。←でも一般事務なのか?
③夢:ネットでアパレルショップ、ヨガインストラクター
【25歳】
結婚資金を貯める必要がないので、自由満喫。
会社の休みを利用し海外旅行へ!
←1人暮らしだと、OLの平均手取り月給20万円ではギリギリの生活。ボーナスは貯金に回さないと…
【26歳】
2500万円のマイホーム購入の頭金500万円を貯めたくなり、節約のためシェアハウスに引越し。
←この不安定な時代に、一般事務OLで、2000万円もローン(借金)組むの?大丈夫?
←シェアハウスは色々な人が集まるし、プライバシー・セキュリティ・衛生の面で入居後、後悔する人も多い。よく考えて。
【28歳】
趣味、美容、洋服で毎月の給与を使い切るのはハイリスクと気付く。←いや、6年以上、貯金せず使い切っていたんですか?
洋服はメルカリ利用。
差額を貯金とキャリアアップに回す。
←貯金2万、キャリアップ費用1万円として、今まで月に4-5万円以上、美容代や服代にかけていた?え?1人暮らしの事務OLだよね?
【35歳】
一生独身、子供を作らないと決めて、保険・貯蓄・老後などファイナンシャルプランナーに相談。
→35歳を過ぎると加入できない保険もあるので注意。
【40歳】
給料の大幅アップはない。←うん、事務職OLだもの。手取りは永年20万円前後、または20万円台です。
身軽な独身女性は積極的に副業に挑戦。
スキルアップのための努力は惜しまずに。
←ベテランとしての責任も出てくるし、週5日~、通勤時間を入れて1日10時間~働いて、40代で副業・スキルアップにどれくらいの体力・時間を注げるか。
できればもっと早く、20代からでも取り組むべき。
生涯年収:2億円
一部の恵まれたキャリアウーマンを除き、大卒女性が正社員として稼げる生涯収入は2億円前後。
←?!
今の時代、一般事務職OLとして就職して、定年の65歳までそのまま働ける女性は超少数派。
因みに男性サラリーマンの生涯年収の中央値が2億円程度なので、女性の標準的な生涯年収が同じなわけがない。
ここが問題だよ?私からの指摘
ツッコミどころ満載だったわけですが、特に見落とされていると感じたのが
女性で男性と同等の総合職として働く人は、少数派である。
事務職(一般職)OLの年収は、男性より低い。年齢が上がるにつれ、差は歴然。
事務職OLの多くは、派遣OLとなっていて、正社員の事務OLより更に低年収で不安定。
総合職や一部の大手上場企業のOLなど高年収の場合、長時間労働で副業に回す時間がない。
つまり
お金がない
お金があれば、時間がない
という点です。
女性が一生独身なら生活費・貯金・自由時間・マンション(家)が必要
女性が一生独身でいるなら、必要なものが5つあります。
それは
・生活していけるだけの収入
・将来のための十分な貯金
(仮に、国の発表を真に受けて、2000万円としましょう)
・働けなくなった時、メインの仕事がなくなった時にも収入が途絶えないための副業
(多額の資産があれば、副業はなくてもいいけど、ほとんどの人にはそんなお金はない)
・健康管理、スキルアップ、副業のための自由時間
・マンションや家など、年をとった時の自分の居場所
(住まいはピンキリですよね。とりあえずマンション価格2000万円としましょう。)
以上です。
これだけあれば、安心して生きていけます。
結構ハードルが高いですが、要るものは要るんです。
まとめ
女性が一生独身で快適に安心に生きるには、甘い見通しは禁物です。
OLを例に取ると、派遣OL、一般職OL、そして男性と同じように働く総合職OL、それぞれ収入や労働時間は異なります。
果たして彼女達は、本当に今の収入と働き方で
将来のための十分な貯金
万が一の時のための副業キャリア
健康管理、スキルアップ、副業のための自由時間
マンションや家など、年をとった時の自分の居場所
を手にすることができるのでしょうか?
続編ではその点についてしっかり考えてみましょう。
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