風俗嬢の高スぺ・低スぺ?スペック至上主義に現役ソープ嬢が物申す!

風俗嬢の高スぺ・低スぺ?スペック至上主義に現役ソープ嬢が物申す!

最近ネットやSNSでよく見かける「高スペ」「低スぺ」という言葉。

 

一部の風俗関係者の間でスラングとして使われているようですが、

女性をランク分けする、ある種の差別用語だったりするのでしょうか?!

今回は、そんな「スペック」についてのお話です。

この記事では、ベテラン現役ソープ嬢のAki姉が、次のようなことをお伝えしてまいります。

スペックの誕生経緯

スペックごとに相応しいとされるお店のランク

スペックは「美しい身体であるかの判断基準」にはなり得ない!

スペックを過信していると様々な弊害が生じる

ベテラン現役ソープ嬢が考察する、「スペックが足りなくても希望するお店で採用されるアプローチ法」

スぺ上げよりも大切なこと

いつにも増して熱量高めですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

天使のうたたね

風俗における「スペック」とは?

風俗における「スペック」とは?

女性の体型を「スペック」という数字で簡易的に判断するもので、採用基準のひとつとなります。

 

スカウトを利用してお店を探すときに使われることが多いです。

スペック値の計算方法は、至ってシンプル。

身長-体重」で出た数字が大きければ大きいほど「高スペック」、小さければ「低スペック」と言われています。

 

略して「高スぺ」「低スぺ」と表現されます。

スペックの誕生経緯

元々は水商売界隈で使われていた用語だったのだそうです。

 

それがSNSを介したスカウトの増加、また店舗による写メ面接の導入を発端として、風俗業界にも採り入れられたのが始まりと言われています。

そこからスペックという用語が更なる市民権を得たのは、スマホの写真加工アプリの普及が要因でしょう。

 

少しでもスタイルをよく見せて好条件のお店で働きたい女性たちが、加工アプリを乱用した写真で応募してくるようになったのです。

結果として、実際に応募女性と対面した際、画像との激しいギャップに、スカウトまたはお店側が対応に困るケースが相次ぎました。

 

その解決策としての役割を担ったのが、スペックというわけです。

応募時点で事前にスペック値の提示を求める、もしくは募集要項に予め採用基準となるスペック値を記載しておくことで、

対象外の女性たちをふるい落とす狙いがあってのことでしょう。

 

しかしなぜスペックなのか。

もっと一般的な指標である、BMIではダメだったのでしょうか。

 

その答えのカギとなるのは、SNSの性質です。

SNS上では、「めんどくさくない」、「簡単なもの」が好まれる傾向にあります。

スカウトが女の子とやり取りする際のことを想像してみてください。

 

BMI教えて!

計算式は、体重 ÷ {メートル換算の身長 X メートル換算の身長 }でよろしく。

この場合と、

 

スペック教えて!

身長 - 体重だよ☆

どちらのほうがより簡単でめんどくさくないかは、一目瞭然ですね。

 

そういった背景から、誰もがわかる手っ取り早い数値である「スペック」が、急速に風俗業界に浸透していきました。

スペック別!採用されるお店ランク

スペック別!採用されるお店ランク

 

風俗店には、利用料金の価格帯による「ランク」が存在します。

どのランクのお店が相応しいとされているのか、以下にスペックごとの目安を解説していきます。

※あくまでスペックのみを基準とした場合ですので、実際の採否に関してはこの限りではありません。

高スペック「110以上」

採用されるお店

高級店/スレンダー専門店/スタンダード店

 

一般的に「高スペ」と呼ばれているのは115~110までで、高級店を目指すなら、スペック115以上が必要だとされています。

いわゆる「モデル体重」と呼ばれる体重の女性がそれに該当します。

 

スレンダー専門店でも同様に、スペック115前後が求められます。

また、115とまではいかなくても、110前後であれば標準体型より細身の「美容体重」です。

 

スタンダード店(一般店)では他の女性よりも好待遇で迎え入れてくれる可能性があります。

標準スペック「100~109」

採用されるお店

中級店/スタンダード店/格安・激安店

一般的に「標準体重」であるとされているスペックの値です。

 

普通体型のため、スタンダード店~激安・格安店では体型を理由に落ちることはほぼないでしょう。

105以上でサービス面に自信があれば、中級店も範疇となります。

低スペック「100以下」

採用されるお店

激安・格安店/ぽっちゃり専門店/デブ専門店

 

スペックが3桁を切ると、激安・格安店や、ぽっちゃり・デブ専門店が選択肢に入ってくるようです。

ぽっちゃり・デブ専門店では、お店にもよりますがスペックが95以下の女性を積極採用しているところもあります。

 

このようなお店の場合、低スペック・高スペックの概念が一般とは逆転します。

スペックは絶対的な指標ではない

 

前述した各スペック値は、絶対的な指標ではありません。

全国の風俗店が協議して決めたわけではないので、基準となる数値はお店単位でかなり前後します。

また、ネットに上がっている記事、SNS、スカウト個人単位でも更なるブレが生じます。

 

「数字は嘘をつかない!」と世間でよく言われますが、スペック値に関しては、その説に当てはまりません。

信頼するに足りない、実にフワッとした数字なのです。

 

みんなが基準にしているからといって、絶対視すると割を食うことになります。

スペックの弊害!実体なき「スぺ値」に振り回される風俗嬢

スペックの弊害!実体なき「スぺ値」に振り回される風俗嬢

 

そもそも、人間の体型を数値で表す試みは、どこまで行っても「参考」の域を出ていません。

例えば同じ身長170cmの体重90kgの男性であっても、

かたやプニプニの軽肥満、かたやバッキバキのボディビル体型である、といった真逆の見た目になることが多々あります。

 

国際的な指標として用いられているBMI(体格指数)ですら、体脂肪率の測定と併用しなければ大してあてにならないのが現実です。

ましてやスペックは、「身長-体重」で出す超簡易的な数値です。

 

もちろん、脂肪より筋肉のほうが同量でも重たいことなどは、一切加味されていません。

スペック値が「美しい身体であるかの判断基準」になることは、未来永劫、絶対に有り得ないのです。

それを踏まえた上で、スペック至上主義の弊害について考察してみましょう。

 

ここでは、代表格2つについてお話していきます。

弊害①自ら稼げる道を断ってしまう

高級店のマナーやルールが面倒で、高スペックでもあえてスタンダード店で稼ぐというスタンスの女性が存在します。

この場合は、もちろん問題ありません。

 

一方で、本来なら高級店で月給200万円稼げる女性が、スペック値を理由にスタンダード店で月給100万円に甘んじるなど、自分を低く見積もりすぎているケースがあります。

なるべく単価の良いお店で働きたいと望んでいる女性が、根拠のない数字に振り回されて自ら「稼げる」道を断ってしまうのは、非常にもったいないことです。

 

スペックが足りなくても希望するランクのお店に採用されることは、決して不可能ではありません。

詳細は後ほどお伝えします。

弊害②間違ったダイエットに走ってしまう

「スペ上げ」しようとやっきになった女性が、間違ったダイエットに走るという危険な風潮もあるようです。

 

スペックは「身長-体重」、大人が身長を伸ばすことは困難ですから、体重を減らせばいいという発想になるのは仕方のないことです。

これこそがスペック信仰最大の落とし穴です。

 

極端な話だと、身長145cmの女性が高スぺ115以上を目指そうとするなら、体重は30kg以下まで落とす必要があります。

どう考えても、尋常じゃない数値ですね。

 

高スペックだけを追い求めた先には、努力すればするほど美しさから遠のいてしまうという、本末転倒な事態が待ち受けています。

 

ベテランの現役ソープ嬢が考察する「スペック対策」

ベテランの現役ソープ嬢が考察する「スペック対策」

私が盛んに移籍や出稼ぎをしていた頃は、まだスペックなどという概念は風俗業界に存在しませんでした。

 

令和の都会で風俗嬢をする女の子も大変なのだなと、今回改めて考えさせられました。

ですが、世知辛い世の中と諦めてしまうのはまだ早いです。

 

ほんの少しの勇気で、選択肢を広げられる可能性はあります。

希望するお店に相応しいとされるスペックに、もう少し届かない!

そんな時に有効なのは、どのようなアプローチでしょうか。

 

試合前のボクサーのように、ストイックに減量した上で応募する?

 

いえいえ、そんなハードなやり方ではありませんから安心してください。

スカウトやLINE面接を利用せず、スペックと合わせて全身画像も提示する

 

さっそく本題の、「スペックが足りなくても希望するランクのお店で採用されるアプローチ法」についてです。

単刀直入に言いますと、「自ら足を運んで自分をアピールすること」になります。

 

そもそもスペックの提示を求められるのは、主にSNSを介したスカウトとのやり取りです。

あるいはネット上で採用までが完結する「LINE面接」などでも、お店の担当者からたずねられることがあるかもしれません。

 

いずれにしても、スペック値がものを言うのは、実際の対面以前に待遇などの交渉が進むことを前提としたシチュエーションであることが多いです。

ならば、その逆をいきましょう。

 

スカウトやLINE面接は利用せず、希望する店舗に「対面での面接」を申し込むのが正解です。

ももジョブのような求人サイトのフォームから応募すると、話も早いです。

その場合、面接前にスペック値を聞かれる可能性は格段に減ると思われます。

 

ですがもし提示を求められたら、タイトな服装での無加工の全身画像を一緒に送信してみるといいでしょう。

筋トレなどでボディメイクしている女性に多い、実際の体型は締まってるのに筋肉の重さのせいでスペックが下がってしまっているケースでは、無加工の全身画像の送信は非常に効果的です。

 

遠方のため事前に対面での面接を行うことが厳しい場合にも、実用的な手段となります。

自信がないなら全身画像もなしでOK!必要なのはほんの少しの勇気だけ

 

全身画像なんか送ったら、かえって採用が遠のくわい!

そんな声も聞こえてきそうです。

 

かく言う私も、今から移籍するなら無加工の全身画像なんて絶っっ対に送れません(笑)

自信がない場合は、あえて送らなくても大丈夫かと思います。

 

ただしそこで大切になってくるのが、ほんの少しの勇気です。

たとえスペック値を理由に雲行きが怪しくなったとしても、

あくまで「待遇の交渉や採用の判断は対面の面接でお願いしたい」という姿勢を貫いてください。

 

実際に対面での面接に持ち込めたら、数字ではなく目で見たときのスタイル、顔立ち、声、雰囲気や人柄といったさまざまな観点から総合的に判断してもらえます。

スペックなどというマヤカシの数値に採否を左右されることはありません。

 

明るい表情と清潔感がポイントです。

スタイルアップは筋トレメインで

それでも「スぺ上げ」して、心置きなく上位ランクのお店にチャレンジしたいという上昇志向な女性には、

その努力の矛先を、是非ともスペックではなく正しいボディメイクに向けて励んで頂きたいと思います。

 

間違ったダイエットでは、美容や健康を損なったり、最悪の場合は命を落とす危険性もあります。

命の危機とまではいかなくても、ダイエット前よりかえって脂肪が燃えない身体になってしまうという現象はよくあります。

 

適切でない食事制限やタンパク質などの栄養不足、ハードすぎる有酸素運動で身体が飢餓状態となり、基礎代謝が低下するためです。

美しいボディラインを目指すなら、自分できちんと身体のことを学ぶか、女性の身体について知識のあるトレーナーをつけて、筋トレメインに頑張りましょう。

まとめ

みなさんお疲れさまです。

 

今回は、風俗嬢の「スペック」についてのお話でした。

私はソープ歴20年の現役ソープ嬢であると同時に、自他共に認める無類の健康オタクです。

 

なので女の子が無茶なダイエットをして苦労するのを、どうしても黙って見過ごすことはできません。

風俗のお仕事で安定して稼ぐには、スペックなんかよりも大切なことが山ほどあります。

 

インチキな数字に翻弄されて、遠回りしてしまっては損ですよ。

P.S.

女の子はもちろん、風俗に関わる全ての方々に!

「スペック値がいかにあてにならない基準であるか」の正しい認識が広がることを、切に願っております。

この記事を書いた人

Aki姉

中学生の子供を持つシングルマザー。

19歳から風俗嬢として激動の平成時代で荒稼ぎ?!数々の風俗を経験し、今年で祝・ソープ歴20年を迎える現役風俗嬢。

現在は某老舗ソープにて週3日ほどのマイペース出勤。

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