風俗の「雑費」って一体なに?どれくらい引かれるのが普通なの?

風俗の「雑費」って一体なに?どれくらい引かれるのが普通なの?

風俗業界も長くなってくると、最初の頃には不思議に思っていたことも、当たり前になってくることがあります。

そんな風俗の謎のひとつが「雑費」という、お給料から引かれるお金の存在です。

なんだかサラッと説明されたけれど、正直これがどんなお金なのか分かってないという女性は非常に多いのではないでしょうか。

雑費が高めなお店だと、手元に残るお金が意外と少なく、思ったより稼げない〜!と感じるケースも少なくありません。

そもそも雑費って一体なんなのか、いまいちど確認し、お店によって少しずつ違う雑費システムについて解説していきたいと思います。

JDリフレ

風俗業界では定番の雑費ってナニ?

風俗業界では定番の雑費ってナニ?

風俗業界では常識になっている「雑費」。

女の子の給料からなぜか自動的に引かれてしまう謎のお金のことです。

お店によっては「雑費」という名称ではなく、「厚生費」や「お茶代」など、別の呼び方であったり、お店によっては「雑費」にプラス「その他の引かれもの」がある場合もあり、移籍先した際などその違いに戸惑うこともよくある話です。

この、なんだかよくわからない雑費ですが、一体なんのために引かれているのかというと、おおむね【タオル代・ローション・イソジン・マウスウォッシュ・衣装のクリーニング代】などのためと言われています。

このような雑多な経費を、女の子がお給料から負担しましょうという制度が「雑費制度」です。

雑費として引かれる金額は、お店によってバラつきがありますが、大体1人の接客あたり【500〜1000円】もしくは【バックの10%程度】引かれるのが一般的です。

お店から雑費として少し経費が引かれてしまうので、実際女の子の手元に残るお給料の額は思ったより少ない……ということもしばしば。

しかし最近は、雑費のない風俗店も増えつつある傾向にあります。

雑費がないお店のほうが手元に残る金額が増えるから稼げそう!と思う人もいるかもしれませんが、実は雑費なしのお店の場合、「雑費」という名目での引かれものがない代わりに、女の子へのバック金額が少なめで、店落ちと呼ばれるお店の取り分が少し多めに設定されているという場合も少なくありません。

雑費込みのお給料シュミレーション

雑費込みのお給料シュミレーション

業界未経験や初心者の女性は、この雑費などを含め、風俗のお給料ってなんだか複雑で難しいな……と感じる人も多いようです。

デリヘルの雑費&お給料

数ある風俗の業種の中で、一番店舗数が多いのがデリヘルです。そんな風俗の中でも大多数に当たるデリヘルの雑費とお給料をシミュレーションしてみましょう。

比較のため、どのお店でも以下の基準を設け、同条件となるように計算していますが、実際にはお店によって「指名バック」や「オプションバック」は変わってくるのが一般的です。

60分のお仕事:4本

うちフリー2本、指名2本(指名料バックは1本1,000円とする)

オプションあり:2本(オプションバックは2,000円とする)

【雑費なしの場合】

A店

60分バック金額9,000円→手取り9,000円

お給料例:すべて60分コース

例)

指名の有無 オプションの有無 手取り合計
フリー なし 9,000円
フリー あり 11,000円
指名 なし 10,000円
指名 あり 12,000円
  日給 42,000円

B店

60分バック金額11,000円→手取り11,000円

お給料例:すべて60分コース

例)

指名の有無 オプションの有無 手取り合計
フリー なし 11,000円
フリー あり 12,000円
指名 なし 12,000円
指名 あり 14,000円
  日給 49,000円

【仕事1本ごとに雑費が引かれる場合】

C店

雑費一律1000円引き

60分バック金額11,000円→手取り10,000円

お給料例:すべて60分コース

例)

指名の有無 オプションの有無 手取り合計
フリー なし 10,000円
フリー あり 12,000円
指名 なし 11,000円
指名 あり 13,000円
  日給 46,000円

この他にもコースの長さによって雑費の金額が1000円、2000円と異なるお店も珍しくなく、コース時間が長くなればなるほどお給料バックが上がるのでそれに合わせて雑費が高くなる場合が多い

【日給の一定割合で雑費が引かれる場合】

1本ごとの雑費ではなく、その日に稼いだ総額から10%程度が雑費として引かれるお店も多いです。

D店

雑費→日給総額の10%

60分バック金額11,000円

お給料例:すべて60分コース

例)

指名の有無 オプションの有無 手取り合計
フリー なし 11,000円
フリー あり 13,000円
指名 なし 12,000円
指名 あり 14,000円
  小計 50,000円
  雑費10% -5,000円
  日給 45,000円

◆E店

雑費:日給総額の10%

60分バック金額12,000円

お給料例:すべて60分コース

例)

指名の有無 オプションの有無 手取り合計
フリー なし 12,000円
フリー あり 14,000円
指名 なし 13,000円
指名 あり 15,000円
  小計 54,000円
  雑費10% -5,400円
  日給 48,600円

ソープの雑費&お給料

ソープのお給料システムも基本的にはデリヘルと同じです。雑費がないお店、1本ごとに雑費が引かれるお店、日給の一定の割合(多くは10%)が引かれるお店などがあります。

ソープがデリヘルと違うところは、高級・中級ソープは一般の他の風俗業種(ソープの大衆以下含む)に比べるとお給料バックが高いことです。

高級ソープでは1本(80〜120分)あたりのお給料バックが30,000円〜40,000円くらいになります。

そのため、1本いくらと定額の雑費を引かれる場合には、額が3,000円程度となります。

また、お店によっては雑費とは“別に”タオル代やお茶代という名目での引かれものがあるなど、デリヘルに比べるとより複雑になっていることも少なくありません。

【一律の雑費が高めの場合(高級店に多い)】

90分バック金額:40000円

指名料:5000円

雑費1本:3000円

例)

指名の有無 本数 手取り
フリー 1 40,000円
指名 1 45,000円
  小計 85,000円
雑費 2 -6,000円
  日給 79,000円

これがもし雑費引き10%なら、85,000円−8,500円なので、手取りは76,500円になります。

【雑費と別の名目両方で引かれる場合、タオル代(リネン代)が別の場合】

このパターンは回転数の多い、大衆・格安店に多いです。例えば「雑費は1本あたり1,000円」となっている場合でも、それにプラス「タオル代・リネン代などの迷妄で1日2,000円」が引かれるというものです。

お店によっては税金やお茶代・ドリンク代という名目で引かれる場合も少なくありません。

60分バック金額:15000円

指名料:2000円

雑費1本:-1000円

タオル代:-2000円/日

例)

指名の有無 本数 手取り
フリー 2 30,000円
指名 2 34,000円
  小計 64,000円
雑費 4 -4,000円
タオル代   -2,000円
  日給 58,000円

 

【実例】高級ソープで実際にあった例

ここからは筆者が実際に在籍していた高級ソープの実例をご紹介します。(現在は閉店)

120分バック金額:40,000円

指名料:5,000円

雑費1本:フリー、ネット指名の場合は3900円。本指名は雑費なし。(雑費フリー3本以上:1万円)

お茶代:1,000円 ・税金:1,000円

例)

指名の有無 本数 手取り
フリー、ネット指名 2 80,000円
本指名 2 90,000円
  小計 170,000円
雑費 2 −7,800円
お茶代   −1,000円
税金   −1,000円
  日給 160,200円

実際にあった高級ソープの例です。

このお店では、ありませんでしたが古くからある高級店などには「ボーナス」といった名目で、毎月30,000円ほど徴収するという風習もあったりします。(ボーナスは男性スタッフへのお礼金のようなものです)

私が勤めていたお店の場合、本指名は丸々サービス料をいただいていましたが、フリー(ネット指名)の場合は1本あたり3,900円が引かれていました。そして3本以上(通常だと3,900円×3=11,700円)は一律1万円となり、4本ついても5本ついても1万円というシステムでした。

そして、出勤ごとにお茶を引いたとしても、かならずお茶代と税金合わせて2,000円は払わなければいけないシステムとなっていました。

このように、雑費やその他引かれものに関しては、一律にこうとは言えず、かなりお店によると思っていただいて差し支えありません。逆にデリヘルなどのほうが、1本1,000円、10%引きなど、わかりやすいお店が多かったなという印象です。

雑費については下調べが大事

雑費については下調べが大事

どのお店に雑費があり、どのお店に雑費がないのかといった情報は、ももジョブでもきちんと掲載されています。

もし雑費のないお店だけを一覧表示したい場合には、ももジョブのお仕事検索で「雑費なし」をクリックすればOK!

雑費があるお店の場合でも、良心的なお店はかなり低く抑えていることも多く、店舗によって引く金額、もしくはパーセントなどの条件はかなり変わります。

何%引かれるかはバラつきがあるのが正直なところですが、いくらなんでもお給料の「10%以上」を雑費として引くようなお店はほとんどありません

雑費の有無は求人にも掲載されていることが多いですが、「雑費が何%」かといった詳細な情報は求人広告には掲載されていないことが多いです。

また、実例も踏まえ解説した通り、「雑費」だけでなく、「お茶代」や「税金」など、お店によって引かれものが雑費以外にもあるという場合も多いです。

そのため、自分の手取りをあらかじめシミュレーションしたい場合は、風俗店にLINEや電話などで直接連絡して雑費等の金額やパーセントなどをしっかり聞くのがおすすめです。

まとめ 

業界未経験や初心者の女性には、一体なんのことだか……?となりがちな、「雑費」という引かれもの。

ざっくり「雑費」といえば、お仕事をするのに必要なものの購入や準備に充てられる費用と思っていただければOKです。

ただし、お店によってかなりバラつきや、名称の違いなどがあること、それ以外にも引かれものがあるかもしれないので、お店探しの際には必ず確認しておきたいポイントのひとつです。

ももジョブでお仕事を探される際には、ぜひ「雑費なし」項目の活用をしてみてくださいね!

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