風俗の空出勤やダミーってなに?振替店との違いは?
風俗業界で働く上で、できれば避けたいのがダミーや空出勤、そして振替店ですが、そういったお店は今でもたまに耳にすることがあります。

お仕事を探している女性からすれば、このようなお店は面接に行くのもムダ、行く前から避けたいというのが本音ですよね。
しかし、入店後にはじめて空出勤・ダミー・振替などに気づくという場合も多く、本当にこのまま働いていて大丈夫……?と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、まずは基本に立ち返り「空出勤」「ダミー」「振替」とは何なのか、解説しながら、こういったお店を避けるための方法などをお伝えしたいと思います!
こんなお店で働いても大丈夫?
休みの日にふとお店のホームページを見ると出勤していることになっていた、出勤していなかったはずの日に「予約が取れなかった」と本指名のお客様に言われた、というような経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
他にもホームページ上では7人待機中となっているのに、待機場には4人しかいない。その日の営業が終わるまでにその3人に合わないどころか、その名前の女性を1度も見たことがないなど、お店に不信感を抱いてしまうようなことに遭遇したことがある方も少なくないようです。
そもそも空出勤やダミーってなに?
このような事例を風俗業界では「空出勤」や「ダミー」と呼びます。
空出勤
お休み予定である女性をホームページ上では出勤と表記したり、在籍女性が実際に出勤していないのに出勤しているように見せることを指します。
空出勤にはダミーの女性キャストを使うという店舗も多いですが、なかには実際に在籍している女性を空出勤として使うお店もめずらしくありません。
ダミー
ダミーにはいくつか種類があり、【ダミー嬢】もしくは【ダミー出勤】を指すことが多いです。
ダミー嬢の場合は「実際には存在しないキャスト」、ダミー出勤は空出勤同様に出勤していないキャストを出勤しているように見せていることを指します。

ダミー嬢の写真はすでに退店した女性だったり、専用のモデルを使っていることが多いですね。
悪質なお店の場合は、面接に来ただけ・写メ面接しただけの女性の写真を加工して使ったり、ネットの拾い画というケースも存在します。
なんで空出勤やダミーを出すの?

空出勤やダミーは、お客さん目線では指名しても実際に来ることはないし、ただの嘘なのにどうして載せるのかわからないし、後々トラブルにならないか不安という女性も多いですよね。
実際、存在しないダミー嬢を指名しようと何度も電話をかけてくるお客さんもいます。しかし、意外とトラブルに発展することは少ないようです。パネル写真の修正や、プロフィール上の3サイズなどと同じで、実は風俗業界では空出勤やダミーはよくあることで、やりすぎなければ許されることが多いです。
風俗店が空出勤やダミーを使う大きな理由は「集客力アップ」のためであることがほとんどです。
例えば、近所に幅広い商品を豊富に取り揃えているコンビニと、品揃えがいつも悪いコンビニがあるとしたら、どちらのコンビニを利用しますか?

多くの方が品揃え豊富なコンビニを選びますよね。
それと同じ理由で、風俗店でも出勤している女性が多いとその分お客様の選択の幅も広がり、集客につながりやすいのです。
お客様が多く集まれば、実際に出勤している女性が選ばれる確率も上がり、お店も女性より多く稼げるチャンスを得ることができます。
空出勤やダミーで起こりえるトラブル
空出勤やダミーはよくあることとはいえ、やはりトラブルに発展する可能性も否定できません。
空出勤の場合
空出勤でトラブルが起こるとすれば、その原因は「お店が女性に無断で出勤スケジュールをネットに上げている」ことです。
1つ目のパターンは、お店が勝手に空出勤としてスケジュールを上げ、それを知らない女性キャストが「今日はお休み♪」と写メ日記を更新してしまった場合に起こるトラブルです。

空出勤のことなどを知らないスタッフやお客さんから文句を言われてしまうことも……
この場合、掲示板やSNSで誹謗中傷されるネタになってしまったり、指名しようとしていたお客さんも「悪びれなく当欠する子なのかな?」と足が遠のいてしまうことも少なくありません。
2つ目はSNSのDMやLINEなどで本指名のお客さんと女の子自身が連絡を取っているパターンです。
女性からは明日は休みと連絡が来ているのに、ホームページでは出勤になっている場合、「俺に指名されたくないから嘘をついた」という誤解を招いてしまうかもしれません。
本指名のお客さんが切れてしまうリスクをはらんでいることはもちろん、粘着質なガチ恋客などの場合は逆上してストーカーや嫌がらせなどのトラブルに発展してしまう可能性も高くなってしまいます。
これらのトラブルは、お店側から「休みだけど出勤でスケジュール上げても大丈夫?」とあらかじめ女性キャストに声をかけて了承を得ておけば防げることばかりです。
ダミーの場合
ダミーはあくまでお店とお客さんの間の問題です。働いているキャストが迷惑を被ることはほとんどありませんが、振替店である場合は話が少々変わってきます。
「振替」とは、お客さんがAさんにネット指名が入ったけれど実はAさんはダミーもしくは他のお客さんの予約が入っているという場合に、Bさんに「Aさんのフリで接客させる」というものです。

悪質なお店だと、どの女の子を指名しても同じキャストが来るというケースもあるんですよ。
年齢・見た目・雰囲気が似通っているならともかく、全然違う女性を平気で振り替えするとんでもないお店も少なくありません。
全然別人が来てもチェンジ不可だったり、キャンセル料がかかるようなお店の場合、お客さんから直接文句を言われるのは女の子なので、たとえ稼げたとしてもストレスで長く続かないことがほとんどです。
また、すでに退店している女性の写真を勝手にダミーとして使うお店もまだまだ多く、辞めたあとでも風俗バレなどのトラブルにつながるケースも珍しくありません。
悪質な「振替店」とは?
トラブルに発展しがちな振替店の多くは、風営法の届け出をせず違法に営業しているデリヘルや、新規オープンの小さなデリヘルであることがほとんどです。
このようなお店は、長年系列で複数店舗経営しているようなグループ店に比べ、長期的な資金に余裕がなく、短期的でなおかつ詐欺的な営業スタイルで金をかき集め、損失(支出)をカバーしているなど、経営的に問題があります。
そしてすぐに閉店し、店名をコロコロ変えているような場合が多いです。
振替店を見分けるコツは?
画像検索
在籍女性が圧倒的な美女揃いなど「怪しい」と感じたら、在籍女性の写真などをGoogleで検索してみるのがおすすめです。
グラビアアイドル、AV女優、SNSでの拾い画などの画像を使っている場合は、同じような画像が見つかることも少なくありません。
chrome画像検索のやり方
- GoogleブラウザのChromeアプリをダウンロード
- Chromeアプリで調べたいお店を検索
- 怪しい(調べたい)写真を長押し
- メニューから「この画像をGoogleで検索」

androidも同様の方法で画像検索可能ですよ!
写メ日記
女性キャストの営業ツールの1つである写メ日記は自分を売り込むための重要なプロモーションになるため、多くの女性キャストは入店時に写メ日記をこまめに更新するように言われることが多いです。

最近はSNSで営業をする女性も増えましたが、依然として風俗業界において写メ日記は有力な営業ツールとして重宝されていますね。
しかし振替店の場合は「写メ日記が不要」なのでまったく写メ日記が更新されていないことが多かったり、更新されていても写真がなかったり更新頻度が少ないケースもめずらしくありません。
写メ日記は「キャストらしさ」が出るツールなので、その都度いける女性を振り替える振替店の場合は更新をすることができません。
そのため、写メ日記の有無や更新頻度は稼げる優良店を見分けるポイントになります。
在籍写真
お店の利用料金が格安なのに、在籍写真のレベルが異常に高いお店を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このような場合もChrome画像検索を使ってみるのがおすすめですよ。
一般的なデリヘルの60分コースの利用料金は約15,000円くらいなので、これよりもかなり安く、しかも高級店並みの美女揃いというのは風俗業界ではまず考えられません。
最近は中国美女や台湾美女の写真を盗用する悪質店が増えている傾向が見られます。
口コミ
最近は求人サイトやヘブンなどの営業向けのサイトでも、口コミ投稿ができる場合が多いです。
数に差はあれど大抵はどのお店にも口コミがあるのが一般的で、オープン直後というわけでもないのに口コミがないのは少々不自然と言えます。
他にもやたらと褒めちぎっているコメントばかり何十件も続くという場合は、業者の自作自演も考えられます。
ダミー求人に騙されない方法は?
高収入バイトを探して応募したら、求人に書かれていたお店は存在しておらず、全然違う(大抵の場合店名も違う)仕事内容だったという経験がある人も少なくないと思います。
「求人通りのバイトでないことを言わない」「面接が進むうちに『なんだか話が違うかも?』となる」「断ってもしつこい」「話が違うと抗議しても謝罪しないどころか、感じの悪い態度をとられる」といった悪質なお店もめずらしくありません。
このようなダミー求人が特に多いと言われてるのが、仕事内容がソフトな【メイドカフェ・ガールズバー・オナクラ・添い寝】の4つです。

メイドカフェの面接に行ったら実はピンサロだった、オナクラの面接に行ったら系列のヘルスを提案されたというような話はとても多いんですよね。
このようなダミー求人に騙されないためには、優良求人サイトでお仕事を探すことです。
優良求人サイトは掲載する際に必ず「法律に決められた届け出を出している優良風俗店かを確認」する審査があります。
また、求人内容と違っていたという報告を受けたら、きちんと対処する場合が多いです。
ダミー求人に応募してしまい、そこでお仕事内容やお給料を聞いて「それぐらいなら、風俗をやってみてもいいかな…」と思ったとしても、そのお店で働くことはおすすめできません。
ダミー求人で女性を騙して集めているようなお店は、風俗店を選ぶ上で重要なポイントを抑えておらず信用しきれない部分が多いです。
こんな風俗店には気を付けて!
トラブルや困ったことがあった際に助けてくれるか
過度な写真加工によるパネマジ
振替(お客さんが指名した女性以外の別の女性を派遣する悪質行為)をしていないか
聞いていた話と実際の給料や仕事内容が違うなどのトラブルがないか
辞めたいときにすんなり辞めさせてもらえるか
まあいいかと適当にお店を決めてしまい、大きなトラブルに巻き込まれて取り返しのつかないことになる前に、もういちど優良求人サイトで1からお店を探すほうが安全です。
【経験談】ホントにあったダミー求人&振替店

ダミー求人に騙された経験がある女性って意外と多いのではないでしょうか?恥ずかしながら、実は筆者もそのうちの1人。
オナクラだと思って面接に行ったら実はヘルスだったという定番のパターンでした。
また、振替店の経験もあり、この場合は在籍していたデリヘルの系列店(見かけ上は全く別の店舗)が振替店でした。今はもうないお店ですが、お値段ASKのいわゆる高額店で、お店の経営的にも「予約があればラッキー!」という感じだったのではと推察します。
その振替店は女性のほとんどが写真無しまたはダミー写真で、予約が入れば、系列店から空いている女性なら誰でも派遣するといったとても悪質なものでした。
私自身も、3サイズやプロフィールも共通点がほとんどない女性としてお仕事に行く羽目になり、客先で非常に気まずい思いをしたという苦い思い出があります。

このようなパターンのお店もめずらしくないので、お店選びって大事ですね……!
まとめ
空出勤やダミーは風俗業界では実はめずらしいことではありません。
しかし、このような行為はお店の独断で勝手にやってしまうとトラブルに発展してしまう可能性も否定できません。
100歩譲って、特定の日に出勤があまりにも少なくホームページ上だけでも女性を多く見せたいなど事情があれば、それを女性キャストに相談すればいいだけの話です。こういった報・連・相ができるお店であれば、安心して働けるかと思います。
しかし、キャストにもお客さんにもデメリットしかない「振替」などは、それが常態化しているお店である場合も多く、できれば避けたいもの。
このようなお店を選ばないためにも、今回ご紹介した「振替店を見分けるコツ」を参考にしてくださいね。
そして直接応募でなく、求人サイトを経由する場合も「優良求人サイト」を選ぶことが大事です。

なにかトラブルになった場合も対処してもらえますよ!

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