風俗ではお給料前借り可能？バンス制度の基礎知識
またはバンス制度
聞いたことありますか？
よく知っている
使ったことがある
という風俗嬢さんもいるでしょうが
何それ？
聞いたことはあるけれど、よくわからない
という人は結構多いと思います。
今回は、ありそうでなかった「バンス制度」の基本知識
これをとことん説明しようと思います。
バンス制度とは？
バンス制度とは、どういうものなのか。
簡単に言うと、お給料の前借りのことです。
イマドキ、お給料の前借りができるお仕事はあまり聞かないです。
個人的に、小さな会社の社長が困っている従業員を助けたり、住み込みバイトを募集しているちょっと訳アリの人が集まりがちな日雇い、工場などなら、場合によってはあるかもしれません。
が、一般的なサラリーマンやOLの世界では、まずないです。
ですが風俗の場合、お金に困ってこの世界に飛び込んでくる女性は多いです。
仕事に就いていなくて生活費がない、銀行残高もほぼない
家賃滞納していて、払わないと追い出される
クレカの支払い滞納
ホストの売り掛け
といった、今すぐ何とかしないとマジでヤバい状態で面接に来る女性は珍しくありません。
また借金などの類はなくても
美容整形したい、稼ぐためにも今すぐしたい、美容整形費を借りたい
歯の矯正費を借りたい
という話も風俗ではよくあることです。
理由は様々ですが、まとまったお金が必要で、クレジットやローンなど他で解決することができない場合、風俗店のバンス制度は、最後の頼みの綱になることがあります。
借りれる限度額
とはいえ、風俗店は金融業ではありません。
バンスはあくまで、働く女性を信用して、まだ働いてもいないのにお金を貸すものです。
しかも風俗って高収入ではありますが、一般のお仕事のように月給や時給が固定給ではないですから、〇日、あるいは〇週、働いたら必ずその金額に給料＝返済が到達するという絶対的な保証もないです。
なのでバンスの金額は、数万円〜数十万が相場です。
10万円以下というお店も多いです。
決して、任意整理寸前の200、300万円という大金は貸してくれません。
正直ここを見ている人の中にも、クレジットカードなどで多重債務になり、既に借金が三桁の人はいますよね？
あとホストの売り掛けや整形費用なんて、あっという間にすごい金額になりますし…
残念ながら、風俗で働き始めさえすれば、バンス制度でまるっと200万円ゲットとはなりませんので、ご理解下さい。
ただバンス制度については、後で解説しますがメリットもたくさんあります。
一番気になるところで言えば、金利を取るお店はほとんどないです。
とはいえ、一部のお店では取るところもあるそうですね。
恐らくそれは、お店から知り合いの金融業に紹介されるパターンかと思われます。
お店としては前借りさせていないけれど、困っている女性の力になんとかなるために…というやつですね。
金利が法外だったり、悪質店でなければ、問題ないですが、そういった危ないお店でないかはしっかり事前に確認しましょう。
バンスの返済方法は、お給料から天引きになります。
返済額ですが、お店によりルールが異なります。
タイプ①
本日の日給が3万円なら5000円返済
5万円以上なら10000円返済
というように、お給料額に比例するお店
タイプ②
常に一定金額の返済というお店
バンス制度を利用する前にしっかり確認しておく必要がありますね。
バンス制度の利用条件
風俗店に採用されたら、誰でもバンス可？
いいえ、そうではありません。
まず入店直後に、いきなり貸してくれるお店はほぼないと考えるべきです。
借りられるケースもゼロではないですが、容姿端麗・頭脳明晰など
これは間違いなく人気嬢になって、稼げる！
店の看板嬢になりえる！
といったように、よほどお店側にメリットがないと難しいのが現状です。
いや、だって、知り合ったばかりの人に、大金を貸せませんよ。
サラ金じゃないですもの。
働いて信頼関係ができている人にだけ、OKできる制度ですから。
一般的には、最低でも在籍期間が1〜2ヶ月以上ないと厳しいと言われています。
またその時までの、出勤日数や勤務態度、リピート率などを考慮した上で、利用できるかが決まります。
簡単に言えば、風俗で働いていても、店にバンス制度が一応あっても、利用できない女性は少なからずいるということです。
具体的なバンス制度利用条件の例
では次に、具体的にバンス制度を利用する場合、どのような条件がお店から求められるのかをみてみましょう。
バンス制度利用条件の例
週〇日以上出勤
出勤8時間以上
リピート率〇〇％以上
写メ日記１日３回以上
顔出し必須
お店によって差はあれど、このような条件が出されることが多いです。
よく聞くパターンは
週4出勤、8時間以上で、出勤日には写メ日記3回以上
これですね。
これくらいはOKできないとバンスは難しいと言えるでしょう。
バンス制度を利用するために必要なもの
上記の条件を満たしたとして、いざバンスを借りる時には、もう一つ注意点があります。
それは個人情報の再確認が求められるということ。
中には
入店の時に身分証明書を提示したのに？
と違和感を持つ人がいるかもしれませんね。
そしてここからが大切なんです。
本人の現住所、さらには実家の住所・電話番号、昼職との掛け持ちなら会社先など、いろいろ確認されるケースが多いです。
ええ？って思った人もいるんじゃないでしょうか？
まあお金を借りるんですから当たり前といえば当たり前なんですが…
ただお店としては、あくまで万が一のための確認となりますので、会社に押しかけたり実家に電話したりすることはありません。
そこは安心して下さいね。
なぜここまでするか
理由はお察しの通り、「借りパク」防止です。
借りておいて返さずに逃げる、パクリですね。
ごくまれにですが、残念ながらいるんです。
恩を仇で返す人。
貸した翌日にバックれた、電話をかけてもLINEしても通じない
なんてことになったらお店には損害しか残りません。
銀行でも消費者金融でもクレジット会社でも、お金を貸すときには厳しい審査があります。
それはこのように返さずに逃げてしまおうという人が、一定数いるためです。
条件以外のデメリット
元々レギュラーで週5日、8時間くらい出勤してるし、写メ日記だって1日3回は入店時に言われたからやってる
ちゃんと返すつもりだし、返せるし、何の問題もない
というアナタも、もう少し話を聞いてくださいね。
説明したバンス制度利用条件以外にも、こんなデメリットがあるので、それを理解してから利用するようにして欲しいんです。
返済するまで卒業できない：なので無茶な高額を借りてしまうと、卒業が遅れることになります。
風俗嬢の特権である自由を失う：高収入に並ぶ風俗ワークのメリットは自由出勤。これがバンスの代償です。
個人情報をかなり詳しく提出しなければいけない：風俗で働くだけなら、身分証明書の提示は必須ですが、実家や昼職の勤務先まで話すことはありません。信用できないお店でバンスする人もいないと思いますが。
諸事情によって働けなくなった場合、返済をどうにかしなければならない：例えば、事故や病気、家族の転勤や不幸など。人生何が起こるかわかりません。その時は、一括返済するのが普通です。
バンス制度を気軽に利用する女性がいますが、これらのデメリットについてもよ～く考えたうえで決めて欲しいですね。
バンス制度のメリット
とネガティブなお話を先にしましたが、バンス制度が女性にとって便利でありがたい制度なことは間違いありません。
バンス制度のメリットについても、お話しておきましょう。
まとまったお金が手に入る
〇〇滞納（クレカ・家賃滞納）の場合、延滞金が無駄にならない：お金を借りたり、延滞すると、利子や延滞金がかかり、これが非常に高いため、下手すると返済額がどんどん増えます。バンスはそれを解決できます。
気持ちが楽になる：前借りを考える時点で、かなり切羽詰まっているはず。利子もなく借りれる、真面目に働けば確実に返せるとなると、本当に気持ちが楽になります。ストレスから解放。
稼げる風俗嬢になれるチャンス：条件（出勤関連）が厳しいと思うかもしれませんが、風俗では、出勤日数、出勤時間に稼ぎは比例するのが常識。おかげで稼げるようになる可能性大です。
まとめ
今回は、あまり詳しく説明されることのない
バンス制度＝前借り
を取り上げてみました。
風俗で働こうと思う女性の中には、今すぐまとまったお金が必要という人が少なくありません。
そのため、バンス制度を利用したいと思って求人を見ている人もいるでしょう。
注意点としては
バンス制度がない風俗店も少なからずある。
入店して、最低でも1-2か月は在籍しないとバンス利用は難しい。
基本的に無利子だが、利子がつくお店もある。
10万円以下の少額から、せいぜい数十万円が限度額。数百万円の多重債務やホストクラブの売り掛けをバンスで一気に解決は難しい。
誰でも利用できるわけではなく、働き方（出勤）やリピート率などに条件がある。お店にとって「良嬢」しか借りられないと思おう。
出勤ノルマが条件になるので、自由出勤はできなくなる。
返済完了までは辞められない。
実家や勤務先などの情報も念のため求められることがある。
といったことが挙げられます。
緩く働きたい人には向きませんが、そもそもお給料を前借りする必要があるということはかなり切羽詰まっているはずですから、気合を入れてたくさん出勤し、バンスもその他の借金も返してしまいましょう。
風俗を始めるからには、だらだら細く働くより、集中して稼いで、借金完済や、大きな目標に向かっての貯金を叶えたいものです。
そうできれば、未経験の時には躊躇した風俗も、始めた甲斐があろうというもの。
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